大雪山山系トムラウシ山(2141m)の登山ツアー(2泊3日)に参加した19人が、山頂をめざした際に雨風による悪天候のため、遭難し男女8人が死亡したという。
さらに、トムラウシ山では単独登山していた男性1人が、美瑛岳(2052m)でも女性1人が、それぞれ死亡していたという。
当時の大雪山山系は風雨が強く、帯広市上空2000m付近で、気温が8~10度、20~25mの強風が吹き荒れていたという。
参加者はいずれも低体温症でお亡くなりになったとのこと。
低体温症になると、様々な症状が身体に起こるという。最終的には意識喪失・心肺機能停止による仮死・生理機能停止による死亡に至る。
実は私も、これに近い経験をしたことがある。
3月初めのフルマラソン大会でのこと、25km付近からふくらはぎに痙攣がおき、徐々にペースが落ちてきた。当時の気温はほとんど零下に近い状態で、雪が横なぐりの強風とともにふっていた。
ペースが落ちている状態で、横なぐりの冷たい風を浴びた身体は一気に温度が下がっていき、それまではジョギング程度の走りができていたが、35km付近では、身体が動かなくなってきた。
体温がどんどん低下していくのがわかり、どこかに待避しようとしても、隠れるところがない。最後には身動きとれなくなり、体力もどんどん消耗する。ついに気力も衰えだし、自分でもやばいなと思っていたときに、ちょうどやってきた保護車に乗ることができて、最悪の事態は避けることができた。
ところが、車に乗ってもいっこうに体温が上がる様子がなく、自分の身体が自分のものではないような感覚にとらわれていた。
おそらく、低体温症だったのだと思う。身体が動かなくなったときは、どうなることかと思ったほどだった。恐ろしい体験だった。
お亡くなりになられた方々の冥福を心よりお祈りする。
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