最近のトラックバック

ブログパーツ

お気に入り

無料ブログはココログ

2009/12/24

坂の上の雲 司馬遼太郎 <国家というもの>

今日はクリスマスイブであることをテレビでしきりに取り上げている。日本人はこういうイベントで大はしゃぎするのが好きなのか。

久しぶりに穏やかな晴天に恵まれた。ホワイトクリスマスよりこちらのほうがいいと思うのは少数派だろう。

裏庭には、シジュウカラのつがいやジョウビタキがやってきてさえずっていた。

ところで、坂の上の雲(司馬遼太郎)の中に次のような記述がある。

日本人というのは明治以前には「国民」であったことはなく、国家という観念をほとんどもつことなくすごしてきた。

かれらは、村落か藩かせいぜい分国の住民であったが、維新によってはじめてヨーロッパの概念における「国家」というひどくモダンなものをもったのである。

明治政府は、日本人に国家とか国民とかいう観念をもたせることにひどく苦慮したようである。このため、

- 天子さまの臣民。

という思想を植えつけようとした。忠義の観念は、封建時代の大名とその家来においてすでに濃厚な伝統がある。

これをおしえることのほうが、国家と国民の関係を道徳において説くよりもよりわかりやすかった。

そういうことで維新成立後27年もたち、維新後の国民教育のなかから育った者が、壮丁の年齢をこえた。それらが戦場におくられている。しかも勝利をつづけている。

この国民的昂奮が、はじめて日本人に国家と国民というものがどういうものであるかを一挙に実物教育してしまった。

維新後の国家という観念がこうして生まれた結果、第二次世界大戦まで、日本人にとっての国家体制の維持は戦争によって可能となった。

それでは、太平洋戦争での敗戦後の日本人にとっての国家という観念は、どのように育っていったのか。

私には、はっきりとしたことは言えないが、もしかするとそれは未だ育っていないのかもしれないという感覚がある。アメリカから入ってきた民主主義と資本主義は、日本にいったい何をもたらしたというのか。

日本という国家はどういうものであるのか、国家としてどのような在り方を目指しているのか。その議論がないまま高度成長期を経て、バブル崩壊を経験し、失われた10年がすぎ、長期低迷による体制疲労に国民は翻弄され、少子高齢化、人口減少のうちに、現在のように政権交代があり、景気低迷があるなか、いまのままの国家では、国民は将来に希望をもつことは難しいのではないのか。

反省なきうえに、新しい国家再生はありえない。日本はまだまだ立ち後れている。

2009/12/22

年とともに歳を取る <老い>

今年、町民運動会のリレーで生まれて初めて肉離れ(右足大腿二頭筋)を体験した。

そして、リハビリテーションから軽いジョギングへと移行していう過程で、今度は健康な左脚の大腿前部付け根と左腰に痛みと痺れの症状が現れ、それがいっこうに治る気配がない。

日常歩いたりするにはまったく支障はないが、軽く走るととたんに痛みが発生する。

原因は分からない。痛みや痺れの質からして、なんとなく神経が圧迫されているのではと思うこともある。

20代からずっと、ランニングを健康増進を目的として行ってきた。しかし、歳をとるとともに老いを感じるようになってきた。筋力の低下や故障の増加がそうだ。そのたびに、負荷を落としてなんとかごまかしてきたが、だんだん限界に近づいてきたのかもしれない。

ただ、これらは人生の一場面として、肉体の衰えとして受け入れざるをえない段階に入ってきたともいえる。

とりあえず、ランニングがほとんど困難になってきた。健康法について、改める必要が出てきた。

2009/12/21

目前に迫る深刻な事態

これから、本地域は一気に急速な景気悪化に陥ることになる。

おそらくは、急激な地域経済の沈下が始まるだろう。

金融危機、政権交代、デフレスパイラルの波は小規模地域の経済を飲み込んでしまうだけの力をもっている。

誰もが、一瞬の躊躇によって生活基盤を失うことになる。頼れるのは、公務員退職後の年金受給者と現役公務員であるが、それとて、このままいけば税金による被扶養者でしかなく、怒りの対象となるばかりであろう。

それだけの危機感を行政や地域経済団体が発信しないことが、何より恐ろしい。

雇用調整助成金や金融モラトリアムなどというまやかしを全国津々浦々にまん延させている民主党の政策にも無策を感じる。もちろん、日本という国を形骸化させるまでにいたった自民党政治には憎悪の念しか抱かない。

助成金や補助金に頼った企業活動は、早急に経営改善をすることが望ましい。

自主独立をもって生き残る力が求められる。

2009/12/18

土着の精神に裏打ちされた悪事

土着の精神に裏打ちされた悪事というものがある。

いや、実は悪意はないのかもしれないが、その根底には土着の精神をゆがめたままの一過性の花火のような、たちの悪い本質がある。

誰もがしがらみのなかで、そこにはいつくばっているのかもしれないが、将来に希望もビジョンを抱かせつつ、いざというときには知らんぷりを決めつける輩が、信念をもっているという強引な誘いでだれもを人知れず傷つけることになる。

時代の移り変わりや、社会の変化に敏感になって、泥をかぶってはいずり回ることがいい結果を生むこともある。

政治も悪いが、しがらみはもっと悪い。

2009/12/17

非日常をつくりだす観光

日本旅行のカリスマ添乗員平田進也さんに、以前お聞きしたことで印象に残ったのは、旅行においてお客さんに非日常を味わってもらう企画が大切だということだった。

昨年、宮根誠司さんと平田進也さんをお連れして大田市をガイドしたとき、その非日常の視点でいえば、三瓶小豆原埋没林(巨大地底林)は、平田さんいわく「こんなすごいものは他にはない」というほどの非日常の風景であった。

019

ただし、今のままではだめで、もっと埋没林を見るまでの演出効果をつくりだすことが必要だというご指摘もいただいている。

一方で、中山間地にある「こご美の里」という古民家においても、平田さんは非日常感を感じておられた。古い家、かまどがあり、囲炉裏(いろり)があり、五右衛門風呂があり、田んぼが広がり、のどかな田舎の風景が見えるゆったりとした空間と、地元の人の素朴なおもてなしに地元の野菜、山菜、蕎麦、お米、豆腐を使った料理に、大変感動された。

029 

地元の人にとっては、当たり前の日常が、都会からくる人にとっては非日常になるのだ。

ここがとても大切なポイントであって、地元の日常をちょっと視点を変えてみることが必要であって、そのためにはよそから来た人の感想を確認する作業が欠かせない。

そして、大田市には観光資源として素晴らしい素材に加えて、都会にとっては非日常となるだけの価値をもつ「地元の日常」がある。これらをつなぎ合わせることで、観光客の満足度を高めることができるだけの地域だと思う。

決して、ツアー客に下手なイベントでおもてなしをする必要はない。むしろ、イベントは都会で十分に慣れているのだ。

逆にいえば、我々が大阪に行ったとき、平田さんがプチ旅行と称して梅田の地下街で美味しい食べ物屋を次々とはしごしてくれたのは、都会の人の日常が、田舎の人には非日常になるという教えだったと思う。

この平田さんの教えは、やはり地域の観光業者には知ってもらいたい。ツアーを組んでもらうことも、この地域の素晴らしさを伝えてもらううえで大きなPRになるに違いないが、平田さんを講師とした観光業者の研修会がぜひ必要だろう。

その意味でも、平田さんは大田市観光大使兼観光アドバイザーになってもらうのが望ましい。

2009/12/13

三久須歴史探訪

水上まちづくりセンター主催の「三久須歴史探訪」に行ってきた。

三久須上公民館に午前9時集合し、銀山街道を出発、普段あまり人が通らないせいか、途中道が崩れていたり、倒木があったりしたが、古くから言い伝えのある名所旧跡を巡りながら、初めて歩く山道は楽しいものだった。

梅雨左右衛門岩の言い伝え、屏風曽根、新横相間歩などを見ながら、最後は佐毘賣山神社に出るコースは、昔は普通に使っていた道だったそうだ。

地元の人の案内も親切で、またこれから何か起こそうという動きもあることを聞き、頑張っている姿を知ることができて大変勉強になった。

2009/12/12

特例で天皇会見

リンク: 中国政府、特例で天皇会見を要請 - 速報:@niftyニュース.

このニュース、テレビでは鳩山首相の歯切れの悪さが目立った。

「天皇陛下との接見は、少なくとも1ヶ月前に調整するという1ヶ月ルールというのが存在することは知っていたが、天皇のご体調を考慮しながら、従来の枠組みにとらわれずに調整した結果で、決して政治的に利用したのではない」と述べていたいが、明らかに政治的利用に他ならないように国民の目には映る。

私のように天皇を特別視(崇拝)していない凡人においてもである。

中国の国家主席ならまだしも、将来の国家主席候補とはいえ、今は副国家主席である。枠組みをはずす理由はない。

おそらくは、今回民主党小沢幹事長が大訪中団を引き連れていき、中国に対する影響力のあるところを見せつけるという意味合いがあるのだろう。(的はずれもいいところだ)

しかしこの件では、鳩山首相のリーダーシップのなさ、国を背負っているという自覚のなさが露呈している。

各官僚が好き勝手なことを言って、決まり文句は鳩山首相が決めることだという。確かに首相の最終判断は大事だが、民主主義ならば権限を一極集中にして、だれもが言いたい放題というのには非常に違和感がある。

あまりにも誰もが無責任だ。

中国にとっては、日本という国は扱いやすいとの認識と、国内に対して日本は中国の従属国との宣伝の格好の材料となるだろう。

米中の2カ国が接近し、世界をリードしようとする動きが明らかにあるのに、普天間基地問題で米国に対して強い姿勢を貫けず、オバマ大統領には会見を断られ、中国にもいいなりになり、民主党政権は外交能力に問題があるとしか思えない。

私にとっては、この件は鳩山政権にとってかなりマイナスイメージを増幅させるものと考える。また連立政権がみずからの自覚を失っていることが如実にでているように思える。

2009/12/09

太平洋戦争の開戦日

昭和16年(1941年)12月8日、太平洋戦争が始まった。

太平洋戦争では、日本国民およそ310万人が犠牲となり、アジア全体ではさらに多くの犠牲者が出た。

私は戦後世代でもあり、わずかに両親が子供のときに戦争体験をもっている程度の関わりしかない。

先日のNHKの番組で、作家の半藤一利さんは「戦争は物語になってきている」と、その記憶がもはや人びとの中に体験として残っていないことを指摘し、また作家の澤地久江さんは、「戦争は絵空事になってはいけない」と警鐘を鳴らしていた。

昨日、12月8日は太平洋戦争の開戦日として、若干の番組はあったが、メディアのほとんどはそのことに触れてはいなかった。

それだけ、人びとの関心は薄れてゆきつつあるのだろう。

また、私の周りでも戦争体験を話す人と出会い、その話を聞く機会は皆無に近いほどになっている。

半藤さんは、日本人は戦争の総括をせずに戦後という言葉を使っていると話していたが、まさにその事実が、日本人にして悲惨な事実に目を向けることのない傾向を生み出してしまったのではなかろうか。

日本の危うさはこんなところにも感じる。

Photo

2009/12/07

田舎のインフラ整備の重要性

先日も、国道9号線仙山峠において大型トラックと乗用車の正面衝突事故が発生し、一人の方がお亡くなりになった。

この仙山峠は、過去よりずいぶん交通事故の多発地帯となっている。死亡事故も多い。

原因ははっきりはしないが、出雲から来ると海岸線のなめらかに進む道路から、大田から来ると平野部の直線道路からはいる山道は、いきなりそれまでよりも、くねくねとしてスピードをそのままにして入るとカーブが危険であるからなのかもしれない。

とにかく交通事故が多いこと、また迂回路が限られているため、一度事故が起こると大渋滞が発生する。生活道路として、物流道路として大変重要な道路だ。とりわけ、救急車などですら通過が困難になると、大きく迂回することになり、人命にも関わることになる。

バイパスとしての山陰道を住民は切に願っているのだが、今回の政権交代による仕分け作業によって、住民の悲願である山陰道の完成は遠のいてしまったように思える。

都市整備優先で行われてきた道路整備において、当該地域が取り残されることなく、政治的には、単に費用対効果でみるのではなく、なんとかしてほしいものである。

ただし、山陰道ができると経済基盤の弱い地域は、より強い地域への雇用の移動が始まり、雇用確保が困難となり、さらに消費行動も広域にわたるようになるために、商工業の衰退を覚悟しなければならない。

また、地域の市立病院も医師不足が深刻となり、中核病院としての存在が危ぶまれている。住民にとっては、なにより必要な病院が医師不足により成立しなくなるのは何とも哀しいことであるし、命を守ってくれる病院として必要な機能の維持が不可欠である。

広域災害が発生した場合の医療機関のバックアップ先としても大切な病院である。

市民病院とはいえ、一病院の問題ではなく、国の医療機関配置の在り方としても検討を要する問題だと思う。

とはいえ、国の借金を国民一人当たりに換算するとおおそ670万円だという話しもあり、一体この国はどうなっていくのかという心配も一方である。

追加経済対策についても国民新党の亀井さんが、今こそ大幅な財政出動をと主張しているが、果たして確実に効果のある経済政策が練られているのかどうか、さっぱり分からない。

政権交代したものの、国民は政府の考えがみえず、いまだ不安なままである。

Photo

2009/12/06

覆水盆に返らず

きちんと、問題を整理して、順序立てて考えれば、理屈に合わないことにもかかわらず、間違いを起こす人のなんと多いことか。

他人の意見には耳を貸すことは大事だが、自分が考えることを放棄して、その意見に流された結果、大きな過ちが不幸をもたらす。

私の周囲にもそんな人達がいるようだ。

諫言はするが、干渉はしない。

結局、馬鹿を見るのは自分たちなのだから。

20095

より以前の記事一覧

最近の写真

  • 034
  • 029
  • 019
  • Photo
  • Photo
  • 20095
  • Photo
  • Photo
  • 009
  • 008
  • 007
  • 015